【抜け毛の原因から対策、犬種別の抜け具合】

2025/02/27

【抜け毛の原因から対策、犬種別の抜け具合】





犬の抜け毛は、飼い主さんにとって悩みの種の一つですよね。抜け毛の原因から対策、犬種別の抜けにくさまで詳しく解説します。



抜け毛の理由


犬の抜け毛には、生理現象と病的なものが考えられます。


1. 生理現象


換毛期:

多くの犬種は、春と秋の年に2回、換毛期を迎えます。
これは、気温の変化に合わせて被毛が生え変わる自然な現象です。
特に、ダブルコート(二重構造の被毛)の犬種は、換毛期に大量の抜け毛が見られます。


新陳代謝:


古い被毛が抜け、新しい被毛が生えてくる新陳代謝は、一年を通して行われています。
そのため、換毛期以外でも抜け毛は発生します。


加齢:

 
高齢になると、被毛の質が変わり、抜け毛が増えることがあります。



2. 病的なもの



皮膚疾患:


アレルギー性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、膿皮症、真菌症(マラセチア、皮膚糸状菌症)など、さまざまな皮膚疾患が抜け毛の原因となります。
かゆみや赤みを伴うことが多いです。


寄生虫:


ノミ、ダニ(マダニ、ヒゼンダニ)、シラミなどの寄生虫は、皮膚を刺激し、抜け毛を引き起こします。
体を痒がる様子が見られます。


ホルモン異常:

 
甲状腺機能低下症、クッシング症候群などのホルモン疾患は、脱毛や被毛の質の変化を引き起こします。


栄養不足:


被毛の主成分であるタンパク質や、ビタミン、ミネラルなどが不足すると、被毛が弱くなり、抜けやすくなります。


ストレス:

 
過度のストレスは、自律神経の乱れやホルモンバランスの崩れを引き起こし、抜け毛を悪化させることがあります。



抜け毛対策



1. 日常的なケア


ブラッシング:


毎日のブラッシングは、抜け毛対策の基本です。
抜け毛を取り除き、皮膚の血行を促進することで、健康な被毛を維持できます。
犬種や被毛のタイプに合ったブラシを選びましょう。


シャンプー:


定期的なシャンプーは、皮膚を清潔に保ち、抜け毛を減らす効果があります。
シャンプーの頻度は、犬種や皮膚の状態によって異なります。
獣医師に相談して、適切なシャンプーを選びましょう。


バランスの取れた食事:


被毛の健康に必要な栄養素をバランス良く含んだドッグフードを選びましょう。
必要に応じて、サプリメントを活用するのも良いでしょう。



2. 環境整備


室温・湿度管理:

 
適切な室温・湿度を保つことで、皮膚の乾燥を防ぎ、抜け毛を減らすことができます。


ストレス軽減:

 
適度な運動や遊び、十分な睡眠時間など、ストレスの少ない生活環境を整えましょう。


3. 獣医師への相談


抜け毛がひどい場合や、皮膚の異常が見られる場合は、早めに獣医師に相談しましょう。
病気が原因の場合は、早期発見・早期治療が大切です。


犬種別抜けにくさ


一般的に、シングルコートの犬種は抜け毛が少なく、ダブルコートの犬種は抜け毛が多い傾向があります。

抜けにくい犬種


プードル
マルチーズ
ヨークシャーテリア
シー・ズー
ミニチュア・シュナウザー


抜けやすい犬種


柴犬
ゴールデンレトリバー
ラブラドールレトリバー
シェパード
秋田犬

ただし、同じ犬種でも個体差があります。


その他


抜け毛の量や状態を記録しておくと、獣医師に相談する際に役立ちます。
抜け毛対策と合わせて、こまめな掃除も大切です。
愛犬の抜け毛の状態をよく観察し、適切な対策を行いましょう。


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